2026.10.20

スケボーのバックサイドターンとは?初心者にもわかるやり方と3つのコツ

「体は回っているのに、どうしてスケボーがついてこないんだろう?」

坂の上で何度もターンに挑戦するお子さんを見て、そう感じたことはありませんか。

あと少しで回れそうなのに、途中で止まってしまう。板を動かそうと頑張るほど、バランスが崩れてしまう。

そんなとき、必要なのは「もっと力を入れること」ではないかもしれません。

バックサイドターンは、体の向き、足の上げ方、回るタイミングを合わせていく技です。見るポイントがわかると、成功する前の小さな上達にも気づけるようになります。

この記事では、Graffer Skate Schoolのレッスンで伝えているコツを、スケートボードを知らない保護者の方にもわかりやすく紹介します。

バックサイドターンとは?坂を上って方向転換する基本の技

バックサイドターンは、スケートボードに乗ったまま、お腹が向いている側へ体とボードの向きを変える技です。

Grafferの初心者クラスでは、まず「バンク」と呼ばれる坂状の場所を使って練習します。坂を上り、体とボードを90〜180度回転させる動きです。

90度なら、向きを4分の1変えること。180度なら半回転となり、上ってきた方向へ前向きに滑って戻れます。

スケートボードには、自転車のようなハンドルがありません。自分の体を使って向きを変えるため、見た目以上に体の動かし方が大切になります。

このターンを覚えることが、パークの中を自分で方向転換しながら滑るための第一歩になります。

バックサイドターンが上達する3つのコツ

コツ1:足だけで回そうとせず、肩から腰まで向きを変える

最も大切なのは、足だけでボードを回そうとしないことです。

初心者のお子さんは、板を動かすことに意識が集中し、上半身を止めたまま足だけで回そうとすることがあります。

まずは目線を行きたい方向へ向け、その方向へ肩を回しましょう。そして、肩だけで終わらず、腰まで回りたい方向へ向けることを意識します。

肩が回っていても腰が残っていると、ボードの向きを変える動きにつながりにくくなります。

「肩のあとに、腰も行きたい方へ向けてみよう」

このように、動かす場所を具体的に伝えると、何を意識すればよいかがわかりやすくなります。

コツ2:一度止まって、少し下がり始めるタイミングに合わせる

バンクでは、坂を上るにつれてスピードが落ち、やがて上る勢いがなくなって、下り始めます。

Grafferで初心者に伝えている目安は、この「一度止まって、少し下がり始めるタイミング」に合わせてターンすることです。

ここでいう「上り切る」は、バンクの一番上の端まで行くという意味ではありません。そのときの助走で上れる位置まで進み、戻り始めるところを指しています。

まだ上っている途中で慌てて回そうとせず、ボードの動きが切り替わるところに、肩と腰の回転を合わせてみましょう。

ただし、後ろ向きにどんどん下り始めるまで待つ必要はありません。回転の準備をしておき、下がり始める瞬間に動きを合わせるイメージです。

毎回の助走が違うと、その位置やタイミングも変わります。まずは無理のないスピードをそろえて練習すると、感覚をつかみやすくなります。

バンクの角度や本人の動きによってもタイミングは変わるため、コーチと一緒に確認していきましょう。

コツ3:前足を大きく上げず、前輪を少しだけ浮かせる

「板を回さなきゃ」と思うあまり、前足を高く持ち上げてしまうこともあります。

しかし、必要以上にボードの前側を上げると、後ろへ傾いてバランスを崩しやすくなります。

前足は大きく上げるのではなく、前輪(前側のタイヤ)が路面から少し離れる程度を目安にしましょう。

「高く持ち上げてから回す」のではなく、「少し浮かせたところで向きを変える」という感覚です。

膝を柔らかく使い、ボードの前側を上げすぎないようにすると、ターン中の姿勢も保ちやすくなります。

うまくいかないときは、一度に直そうとしない

練習中は、足の位置、肩、腰、タイミングなど、気になるところがいくつも見つかるかもしれません。

ただ、一度にたくさん伝えると、お子さんは何から直せばよいのかわからなくなることがあります。

「今回は腰の向きだけ意識してみよう」

「次は前輪を少しだけ浮かせてみよう」

そのときに取り組むポイントを一つに絞り、動きがどう変わるかを見てみましょう。

また、最初から一度で180度回り切れなくても大丈夫です。何回かに分けて方向を変える練習から始め、慣れてきたら少しずつ一度に回れる角度を大きくしていきます。

保護者の方には「成功する前の変化」も見てほしい

ターンが完成していなくても、練習の中には成長を感じられる場面があります。

  • 前より少ない回数で方向を変えられた。
  • 体が大きく傾かなくなった。
  • 自分でタイミングを待てるようになった。

こうした変化にも、ぜひ目を向けてみてください。

「さっきよりスムーズに回れていたね」

「今はバランスを崩さずに戻ってこられたね」

できた部分を具体的に伝えると、お子さんも自分の変化に気づきやすくなります。

怖さがあるときは、無理に一人で挑戦させるのではなく、コーチと相談しながら進めましょう。ほかの子と比べるよりも、その子自身が安心して取り組めることを大切にしたいと考えています。

Grafferでは、一人ひとりの「つまずき」に合わせて練習します

同じバックサイドターンでも、腰の向きを変える練習が必要な子もいれば、前足の上げ方やタイミングを調整すると動きが変わる子もいます。

Graffer Skate Schoolでは、一人ひとりの滑りを見て、その子に合ったポイントを伝えながらレッスンを進めています。

レッスン後は、練習内容やできるようになったこと、次に意識したいことを保護者の方へお伝えしています。

「回れた・回れなかった」だけでなく、そこまでの過程も一緒に見守っていけたらと思っています。

バックサイドターンで悩んでいる方も、これからスケートボードを始めたい方も、ぜひGrafferのスクールで一緒に練習してみませんか。